寺院再構築事業

Rebuilding of the temple

株式会社TERRAco.は全国の寺院、僧侶に特化したコンサルティングを行い、日本全国の寺院の存在意義を“再構築“し、在り方を提示することをミッションとしています。その手法は「グリーフケア」の導入。寺院にグリーフケアを導入することで、寺院本来の目的である「人々の安寧を願う」機能を再構築し、地域社会とのつながりを作っていきます。そのためのコンサルティングや、グリーフケアを広めるためのイベント開催、セミナーの開催など、能動的な活動を行い、グリーフケアを広めてまいります。

グリーフケアを「おてら」から

四苦八苦。その苦しみの中に「大切な人(もの・こと)との別れ(愛別離苦)」の苦しみがあります。

2011年3月11日、東北を襲った大地震でたくさんの人たちが「大切な人」を失い、心に大きな傷を負いました。「どうしてあの人が亡くならければならないの?」「どうしてこうまでして生きなければならないの?」人としての根幹の問いに答えを出してくれた人たちが僧侶という存在でした。深い悲しみのなかにいる人々のために多くの「おてら」を解放し、語り合う場を作っていました。2020年に新型コロナウィルスが流行し、私たちは「死」というものが「とおい」ものではなく、とても「ちかい」ものだと知りました。「どうしてあの人が亡くならければならないの?」「どうしてこうまでして生きなければならないの?」
私たちはまた同じ問いを問い続けています。

「おてら」本来の目的である「グリーフケア」をする場として


私たちは人と「話す」こと、また「心を放す」ことで「執着を離す」ことができます。そんな時、そっと寄り添ってくれる場が「おてら」であり、僧侶であると思っています。こんな時代の今だからこそ、人々の悲しみや苦しみに寄り添う場を作りたい。その「場」が「おてら」であると私は確信しています。

グリーフケアとは

「グリーフ」とは、深い悲しみ、悲嘆、苦悩を示す言葉です。

「グリーフ」は、自分にとって大切な人やものや事柄を失うことによって起こるもので、何らかを喪失することによってグリーフを感じることになります。

人生にはさまざまな喪失がつきまといます。最も大きな喪失は、家族やかけがえの無い人との死別です。特に災害や事件・事故、あるいは自死など、予期せぬ形で家族と死別することは、最悪の喪失体験であり、大きなグリーフとなる可能性があります。

1999年、世界保健機関(WHO)は、健康の定義について「身体(physical)」、「精神(mental)」、「社会(social)」そして「スピリチュアル(spiritual)」の4つの領域があることを提案しています。

グリーフケアとは、スピリチュアルの領域において、さまざまな「喪失」を体験し、グリーフを抱えた方々に、心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れて、その方々が立ち直り、自立し、成長し、そして希望を持つことができるように支援することです。

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